ドライヤーで乾かす時におすすめの方法をご紹介します。
これだけで髪の毛の状態は劇的に変わります。特に技術もヘアケア剤もいりません。いつも使ってるドライヤーで乾かし方を少し変えるだけで、髪の毛の状態はかなり良くなりますよ!
今使ってるアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)の効果を感じられない人は是非とも今日からできますし、めちゃくちゃ簡単なので騙されたと思ってやってみてください。
ドライヤーの風量を「弱風」にして乾かすだけ
いやもうほんとこれだけ。たったこれだけで髪の状態めっちゃ良くなるのでやってみてください。
いつもはきっと早く乾かすの目的で強風使ってる方多いと思うんですが、それだと乾きやすいところ(傷んでるところ)がガンガン乾いてしまうのでオーバードライになりやすいです。それが原因で乾燥がすすんだり、広がってまとまらなくなるんです。
時間はかかりますが、弱風で優しく根元の方からふんわり乾かしてあげると水分が飛びすぎないので、髪に必要な分だけ乾かすことができます。
「せっかく洗い流さないトリートメントつけてるのにいつもパサパサ…」
と言う人はこの方法で乾かしてみてください。間違いなくいつもよりもしっとりと感じられると思います。
ちなみに我が家で使ってるドライヤーはパナソニックのナノケアなんですが、市販で買えてコスパが一番いいのはこのドライヤーだと思います。ダイソンとか他にもいいものはありますが、価格と機能のバランスが良いのはこのドライヤーです。おすすめ。
▼冷風と温風を交互に出してくれるスキンケアモードがかなり良いです。
ポチップ
乾かす目安は100%じゃなく90%ドライ
▲左が100%ドライ、右が80〜90%ドライの状態です。右がまとまりのある状態なのがわかると思います。
髪の毛を乾かす時に意識してもらいたいのは100%ではなく90%ドライくらいを目指すこと。そのためには髪の毛の水分量を均一に保つ必要があります。
乾かし方の順番や、乾きやすいところや乾きにくいところを理解してドライヤーをかけるようにしてください。
髪の毛は根元が一番髪の状態がよく、毛先にいくに従ってダメージやカットによる削ぎが入っているので乾燥しやすくなっています。それに加えて頭の中でも毛量や髪の太さによって乾きやすい部分と乾きにくい部分があるので、そこを覚えて乾かしましょう。
▼基本的な髪を乾かす手順は以下の通りです。誰も習うことなくやっていると思うので参考にしてみてください。
- 優しくタオルドライをする。(根元や毛量の多い部分を中心にタオルの面裏両面を使って)
- 粗めのクシで優しくとかして、毛先を中心に洗い流さないトリートメントをつける。
- しっかりと洗い流さないトリートメントをつけたら、そこでさらにクシでとかして整える。
- ドライヤーを「弱風」で乾かし始める。髪の毛からは20センチほど離して乾かします。
- 襟足の部分→耳裏・後頭部→耳前→前髪→表面の順番で優しく乾かす。
- 全体が8割くらい乾いてきたら乾燥しやすい毛先の方の水分を確認。パサつきがあるようなら洗い流さないトリートメントを毛先のみ追加する。
- 再度「弱風」で乾かして全体の水分量を整える。(手ぐしを通して根元から毛先にかけて同じくらいの水分量が感じられるくらいに)
- 全体にほんの少しだけ湿り気が感じるくらい(水分量90%)を目安にドライヤーの仕上げ。広がりがまだ出るようなら再度洗い流さないトリートメントを追加(ほんのり程度でオッケー)。
基本的にはこの手順でOKです。水分量はあくまで目安というか触った時の感触に頼る部分なので、最初のうちはこまめに触って「あーここがパサパサしてる!」とか確認したほうがいいですね!
なれてくると「このくらいのドライでいいんだ」っていうのが質感が良くなってわかってくると思うので、何度も何度も繰り返し意識してやってみてください。これだけで髪質が改善されるのがわかると思います。
毎日のドライヤーのかけ方で髪質は改善できます
毎日のようにやっていることを見直すことが、一番効果があるヘアケアです。僕ら美容師がお店に来てもらった時にきれいにすることはできますが、次に来店するまでの1〜2ヶ月の間はお客さんが自分でヘアケアしないといけません。
毎日やることをちゃんとやることが、どんなヘアケアよりも効果が期待できるので日頃から意識してやってもらえたら嬉しいです。
合わせて集中補修ヘアケアや、ホームケアも取り入れていくとダメージサイクルとヘアケアサイクルのバランスが良くなるのでおすすめです。
▼おすすめの集中補修ケアもこちらの記事で紹介してます。
▼これに加えて毎日のシャンプー・トリートメントはこちらのコスパ最強の大容量を使うとベストです!